料理とアート

夏の日のラタトゥイユ

この暑い日々の中、元気よく庭を彩ってくれるのは百日紅です。淡いピンク色の花が、夏紅葉と勢いを増した南天の葉の間に見えています。

濃いピンク色の百日紅の方はもう軒を超える大きな木になっていて、朝の内まだ気温が高くなる前に大きなクマンバチがたくさんやって来て、懸命に黄色の花粉を後ろ脚や背中に団子のように集めています。

日曜日の朝はいつものようにEテレでNHK短歌を見ることから始まります。もう外を見ただけで年寄りは出かけちゃイカンと言っている日差しなので、じっと家の中に居て読書などのシニア時間を過ごすのです。でも、こんな時間なんてついこの間までは経験すらしたことがない時間です。何かに追われ続けていただけの時間を過ごしてきたので、もったいなくてこんなことしてもらって良いのかなんても思います。

そうこうしていても時間は夕方が近づいてきたので、日曜日の食事当番です。

近くのスーパーマーケットへ行って、目についた夏野菜をあれこれ買って来ました。何にしようかなと考えながら売り場を巡るのは、臨時主夫にとっては楽しい事なんです。お料理は、若い頃からというか子供の頃から身についていますから、それと化学反応みたいにあれとこれと併せたら何色になるかみたいな味の実験的要素が堪らなく好きです。

夏野菜ですから、これはラタトゥイユで決まりですね。クーラーの元で温かな料理も良いものです。

ラタトゥイユというとトマト色のスープを思い出しますけど、あれはホールトマトを使うからですね。それで今回はできるだけトマト色を避けたいと思って、トマトは肉厚のものを選び、できるだけ潰さずに煮込んでみました。この料理にはトマトはマストですから材料から外すわけにはいきません。それと、今の時期、パプリカが美味しく思われます。この赤、黄色が味は言うに及ばず何と言っても色取りが抜群の働きをしてくれます。実は、このところマイブームなのはズッキーニです。ズッキーニはどのジャンルの食べ方でも間違いない効果を提供してくれますね。

折角ですから、焼肉はありあわせの野菜と併せてステーキ風にしてみたらおしゃれです。フォラグラなんかありっこないので、白マイタケをお肉の上に載せてみたら抜群の美味しさでしたね。

そうこうしながらもう一品、茹でたポテトにオイルサーディンを載せて、すだちを絞ってサラダ替わりです。

ビールを飲みながらに最高の夏の夕食でした。そうそう、プレッツェルも焼いてみましたけど中々細くはできません。

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