冬の中にある春、暖かい風が心地よい道端の草むらの中には、タンポポが大きく花を付けています。川の土手には顔をめがけてやってくる虫たちもいて、初夏かと間違うくらいでした。今日は晩秋と春が混在している日だったです。
何時ものウオーキングの道に行違う人はダウンのコートを着ている人もいましたけど、外に出るのにどんな服を着たら良いのか、今日は迷ってしまったでしょう。と言うより秋までの衣服はとっくに仕舞ってしまったので、部屋には冬服しか無いってことが現実でしょう。寒くなると、かえっておしゃれが楽しめるようになりますね。だけど、僕はもう去年の服が着られない。来週には、スーツで出席してください、と言うドレスコードを指示された会があるのにどうしよう。今からダイエットしても間に合わない。
庚申堂の大銀杏も一瞬で黄葉した後は駐車場にたくさん散っていました。春の桜、秋の紅葉は日本人の感性にすっかり根付いてきた光景で、お花見、紅葉狩りなんて行事が行われてきました。紅葉は、古来から様々に書き記されて、源氏物語にも紅葉賀なんて章がありましたね。どうして紅葉なのか内容は良く分かりませんが、古より木々の変化も文学に取り込まれて来たのでしょう。この辺りもその内調べてみましょう。庭の櫨の紅葉も山茶花の花の散りと混ざって昨夜の風で散っていました。これも風情かな。
これから少しの間、内陸ほどではないにしろ、海辺の山の色の移り変わりを見ながらウオーキングですね。