朝に色があるならば マグマ色が良い
昼に色があるならば 流れの止まった川面の曇り空
夕に色があるならば それはグリーンに輝くオーロラ
人が多くの色取りに溢れているのは幻想なのだ
朝はマグマ色
昼は川面の曇り空
夕はグリーンに揺れるオーロラ
色づけられた風景だけで変わる一日
遠い記憶に漆黒の中からマグマを見た
海から2キロメートルの川 いつしか流れが止まるのだ
そして ただ真上の空を写している
足踏みし 叶わぬ晴れ間を待っているだけの人生の時
人よ 夕方にはオーロラが見えるのだ
それはあくまでもグリーンに揺れるオーロラ