詩集ジョウビタキ2025.01.17じょうびたきが居る青空を木々の間に切り取っただけの窓辺に来て枯れた百日紅の枝から一人いる僕を見ているこいつは俺の縄張りの中に入り込もうとしているのか毎日観察に来るのだ明るい冬の陽の中で帽子と見まがう頭羽と濃いミカン色の羅紗風の胸を膨らませ白い紋付が付いた裃を着ているようにふるまって威張っているとうに縄張り作りを忘れてしまった僕にここは俺の縄張りだとばかりに窓辺に覗き込んでくる詩集 一月の月前の記事 時が過ぎて次の記事