詩集

Indigo Blue

友人の写真集の中にIndigo Blueの空を見た

息が白くなる夜

藁の中で夜空を見上げていた事を

牛がしとする音を

牛の吐く息が顔を覆うことを

Indigo Blueの空の中に忘れないでいる

あの時 確かに夜空のインタープリターになった

この時 ヒトは自分を小さき者にしか思わないことを

この時 Indigo Blueの空の中に知った

クリスマス 夜空をソリが横切る

スプートニクが横切った夜空を

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