医者のぶらぶら日記

君の為のキミノウタから夕日の上

今日も庭に山鳩が訪れていました。山鳩はいつも番でやってきます。ハトは一旦番になると一生番のままで過ごします。二羽で揃って餌探しをしている時や、お互いあっちこっちで餌探ししている時もあります。そんな時、今朝は一羽で来たのって思ってしまうこともあります。

子供の頃、鳩に夢中になっていたことがあります。ミカン箱やリンゴ箱を張り付けながら鳩小屋を作っていたのですが、間に合わなくなって、同級生のお父さんが凄腕の大工さんだったので、鳩小屋を作ってくれるようにお願いしてみました。俺に鳩小屋を作らせるのかって怒った風でしたが、それでも廃材を集めて立派な鳩小屋を作ってくれました。金は要らねーよ、でも鳩小屋の中で寝泊まりできそうな立派な鳩小屋でしたね。

さて、思春期講座や命の話に関わるお話をする時に、何かバックにメッセージと言うかフレーズを挟み込むことがあります。まぁ、こんなこともあるし、こんな感動する曲もあるしね、なんてちょっと若者に気に入られようと、年寄りの無駄な歩み寄りだったりするのかなぁと思ったりもしているのですが、川崎鷹也さんの2021年5月26日発売の「君の為のキミノウタ」この曲は良いですね。もちろん生まれてきた子供へのメッセージでもあるでしょうし、出会ってから今まで一緒に過ごしてきた方へのメッセージでもあります。個人的な立場では当然後者ですが、若い人たちにお話しする時は前者の立場になりますね。それにしても心に残る曲です。

最近、新たな曲「夕日の上」に出会う機会がありました。この曲の底辺には、伝えたいことは伝えられなくなってしまう前に、というメッセージが込められているとのことです。

「君の為のキミノウタ」

ねぇ、知ってる?今の日本の人口は

ねぇ、知ってる?1億2000万強らしい

ねえ、知ってる?今の世界の人口は

ねえ、知ってる?70と4億くらいらしい

君のことだから今から僕が言いたいこと

大体分かってる もう予想ついてんだろう

その予想の遥か上の上 伝わるか分からないけど

僕の言葉で 僕の声で 僕の歌で

君がこの世に生まれたこの奇跡は

僕が君と出会えたこの奇跡は

今も信じられないこの景色が

君への想い溢れて仕方ないや

137億年の中の一瞬のこの命だけど

君の為だけに捧ぐから

ねえ、知ってる?今の僕の心の中

ねえ、知ってる?実はすごく不安で

ねえ、知ってる?今の僕の胸の奥

ねえ、知ってる?実はすごく怖いんだ

君が魅力的で愛しすぎて笑う度に

本当に僕でいいの?ここでいいの?

考えて眠れないんだ

『君でいいよ 君がいいの ありのままで』

君はそう言うよ それも分かってるんだよ

君がこの世に生まれたこの奇跡は

僕が君と出会えたこの奇跡は

今も信じられないこの景色が

君への想い溢れて仕方ないや

君がこの世に生まれたこの奇跡は

僕が君と出会えたこの奇跡は

誰にも邪魔させないこの時間は

君への愛溢れて仕方ないや

137億年の中の一瞬のこの命だけど

君の為だけに捧ぐから 君の為だけに歌うから

これは君の為だけのキミノウタ

「夕日の上」

通り過ぎゆく香りは ふたりの距離を保って

いつもより遠回り道を 小さな歩幅でゆく

もう少しだけ 時間を止めて

伝えるべき言葉たちは どうして どうして

あの日の夕陽は眩しくて

薄目を開けながら ふたつの影を追う

朧げな記憶 遠い空

やるせない想いは 夕陽の上を歩く

先を歩くあなたは 時折立ち止まって

何事もないように歩く 後ろ姿を見つめる

もう一度だけ 振り向いたなら

伝えるべき言葉たちは どうして どうして

あなたの笑顔が眩しくて

目を影に落とした 茜色 風が舞う

朧げな記憶 遠い空

鳴り止まない鼓動は 夕陽の上を駆ける

水面が揺れ動く 艶やかに煌めく 宝石のよう

あなたは微笑んだ 唇を震わせて

潤んだ瞳の奥 行くんだあなたは遠く

今日もまた夕陽は眩しくて

薄目を開けながら ひとつの影を追う

朧げな記憶 遠い空

戻らない時間は 夕陽の上を辿る

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