医者のぶらぶら日記

満潮

今朝は大潮、いつもの川もタプタプに潮が押し寄せています。今夜は満月だな。

暑くて、いつものウオーキングコース辺りは夏草だけ、雑草の花も少なくなってしまった。土手の雑草も昨年の同時期に比べれば、すごい勢いで伸びてしまった。     本当に今年は、暑さが違う。

大潮と言えば、子供の頃から潮時(シオドキ)って言葉が行き交っている家でした。

潮時は、かつてお産が近づく印みたいなもので、もう少しで潮時だから頑張ろうって風に使われていましたね。

実際に、潮の満ち干と分娩の関係は、世界中どこでも関連性を見出した論文はありませんが、待機する産婦への励ましには、随分と役に立ちました。

当院のナースステーションには、今でも御前崎港の潮汐表が張ってあります。お産は、時間がかかります。潮時は12時間ごとにやってきますから、初産婦さんでは、分娩時間の平均14時間を考えると、大体どちらかに当たります。

満潮に向かう時期なら、潮時が来るから頑張ろう。干潮に向かう時期なら満潮になったから頑張ろう。陣痛頑張っている方なら、今度の満潮には生まれるよって風に励ませる。

自然の営みには、月と潮の満ち干に身を委ねることは良いことですね。

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